始めてみよう

SOY CMS SQLite版のインストール

前回の記事でSOY CMSの動作確認ができたら、SOY CMS SQLite版のインストールをしていきます。

SOY CMSには、SQLite版とMySQL版の2つがありますが、ここでは、よく使うであろうSQLite版について解説していきます。

SQLite版は、MySQLの設定の必要がないのでインストールは簡単に出来ます。PHPさえ動けばMySQLの有無は関係ないので、低価格のレンタルサーバーでも運用できると思います。

SOY CMS SQLite版の入手

こういったCMSは公式サイトからダウンロードしてくるのが一般的ですが、SOY CMSの場合、公式サイトの更新が止まっています。緊急のバージョンアップの必要性のあるケースが減少しているためとのことですが、ユーザーの要望にもなかなか応じてもらえないというのが現状です。

そのため、現在のSOY CMSの入手先として、以前SOY CMSの開発元にいて、今でも独自にメンテナンスとサポートをしておられる植物のミカタの齋藤様のバージョンを使用します。
現在の最新バージョンは3.7.2となっています。

まずは、ここをクリックして、最新版のSOY CMS SQLite版を手に入れます。


「Download」をクリックするとSQLite版とMySQL版のメニューがあります。今回はSQLite版を選択してダウンロードします。



もしくは、このページの「Get started」をクリックして次のページにいきます。


このページを少し下にスクロールすると、「SOY CMSのダウンロード」という項目があります。


ここで、SQLite版を選択してダウンロードします。


旧バージョンについて

SOY CMS 1.8.15p7.24版がありますが、更新が全くされていない旧バージョンなので、こちらは使わないほうがいいでしょう。



SOY CMSのSQLite版のZIPファイルをダウンロードしました。


このZIPファイルを解凍します。


「soycms_3.7.2_sqlite」というフォルダが出来ていますので、このフォルダの名前を変更します。このフォルダ名がサーバーではディレクトリ名となり、URLの一部になります。今回は解説ですので分かりやすく「CMS」という名前にしました。

フォルダ名について

このフォルダ名はシステムの根幹に関わるところなので、セキュリティ上わかりにくい名前にしたほうがいいでしょう。

フォルダ名について

他の人がサイトを閲覧するときは、このディレクトリのあるURLではないので、ディレクトリ名(フォルダ名)を凝った名前にする必要はないでしょう。



このフォルダの中身を確認してみます。


このように5つのフォルダがあります。確認できたでしょうか?
確認できたら、ひとつ上のフォルダに戻ります。

SOY CMSのアップロード

SOY CMSをサーバーにアップロードするには、FTPソフトを使います。

FTPソフトはいろいろありますが、今回は「FileZilla(ファイルジラ)」を使います。

アップロードの方法は、こちらを参照してください。

FileZillaを使ったSOY CMSのアップロード方法

これでSOY CMS SQLite版のアップロードが終了しました。

この段階で、SOY CMSは、http://example.com/cms/に格納されています。

インストールが正常に完了していれば管理画面が表示されるはずです。

ブラウザで管理画面を開いてみましょう。

管理画面のURLは http://example.com/cms/admin になります。
太文字のcmsの部分が、今回フォルダ名を変更したところになります。

初期管理者の作成画面が表示されれば、インストールは成功です。


終わりに

SQLite版は、SOY CMSでサイトを構築するときには一番よく使われると思います。

特に面倒な手続きもなくサイトを立ち上げることが出来るので、ちょっとしたお試しにも使ってもらえることと思います。